ブログ
日頃よりお世話になっております。
今シーズンより弊部にてトレーナーを
務めております笠間寛史と申します。
1月某日、【としぽこから新着メッセージが届きました。】というライン通知を受け、周平が説明してくれるまでずーーーっと
”こいつの名前のどこにポコ要素あんねん”
って真剣に考えさせられておりました中村駿紀君より回ってきました。明日から駿紀と呼んでやろうと思います。
新参者の私ですが、この場をお借りしてブログを書かせていただきます。
とは言っても何を書くか思い浮かばず、迫りくる提出期限と4年MGさんを背中に感じながら ”結局学生時代のルーズな自分は今も変わらんのだな” と思いつつ書いたので、色々アレがアレしている文になっておりますが、お手隙の際に暖かい目と心で読んでいただけたらと思います。
「巧より強たれ」
この言葉がとても好きで、今でも指導の根本に置いている。
*早稲田男ラク関係者の皆様、勝手に使わせていただきますことをお許しください。
この言葉が強く刺さり好きになったのは、今からちょうど3年前の、大学4年のシーズン引退後だった。
「日体はね、練習してるとめちゃくちゃ巧くてすげえなって思うんだけど、大事な試合になるとミスしたり、弱いなって感じでもったいないよね。」
某社会人チームの選手から言われた痛烈な言葉を今でも覚えている。
早稲田の主将を務めていた方からのお言葉だった。
大学4年時('19年)の日体は、関東ユースに7人も選出されたり、2, 3年生から主力としてリーグ戦に出場する選手が多くいたりと、個々のポテンシャルは早慶を凌ぐのではないかと思われるくらいラクロスの巧い選手が揃っていた。(今でも思っている。)リーグ前の下馬票でも上位予想。
しかし、リーグで勝ったのは一回だけ。
結果としては一部残留であった。
なぜ勝てないのだろう。強いはずなのに。
何がどれくらい足りなかったのか。
僕は答えを出せないままに引退を迎え、学生TRとして後輩に残せたことは、何一つなかった。そうしてシーズンを終えてしまった。
そんな中で、かの痛烈な言葉を受けた。
当時は強く憤りを感じたが、それと同時にどこか根拠のない納得をしている自分がいたので、早稲田の練習を観に行った。(当時はコロナとか無かったのでこっそり観に行っていました。ごめんなさい。)
練習開始後15分程度で、その言葉の意味を理解できた。パスメニューは試合ばりのスピード、GBは緊張感に溢れた試合終盤並みの寄りとプレッシャー、ミスや怠慢プレーが起きたときには飛び交う罵声と指摘。練習でここまでやるか?と感じるほどの練習強度の高さ、締まりまくった雰囲気。これが日本一になるべくしてなるチーム、強く勝ち続けるチームなんだと強く実感した。(この年の早稲田は2年連続となる学生日本一の座に輝いた。)
それと同時に、それまでの自分が学生TRとして、またチームの一員としてとってきた行動を振り返った。
アップは朝が早くて暑いから、ダラダラやっても何も指摘しない。本当は言えるはずなのに。
OF決定率が低くても、誰も強く指摘しない。本当はわかっているのに。
考えれば考えるほど、後悔の念を抱き、自分の存在意義を疑った。自分は何のためにチームにいるのか。選手をどこに導くためにグランドにいるのか
答えは言うまでもない。
選手を、集団を「強く」するためだ。
だからこそ、自分が任せてもらうチーム、選手を絶対に強くするためにこれからも全力で指導していく。
そんな中で学生全員に問いたい。
君達は自分が、チームが、青学が強くなるために何ができているか?
本当は言えることを我慢していないか?
怒られるのを恐れて指摘することをやめていないか?
それは本当に強さに繋がっているか?
その一歩、一球は強くなるための動作だろうか?
今からでも決して遅くない。
巧いだけでは決して勝てない。
強くなろう。勝つために。
勝ち続ける強いチームになるために。
次のブログは、
いつも話しかけるときに ”勝さん?一真さん?” と考える時間が2,3秒発生してしまう勝さ…一真さんです。