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2023

1年 大原 彩

 〇〇から回ってきました〇〇な1年ASの大原彩です。っていうテンプレでやろう!とだけ1年内で決めて書き始めたブログですが、まさかのトップバッターだったおかげでどう書き始めたらいいのかわかりません。なにを書くのがいいのかな、と何個か考えましたが、ここは安牌で入部理由を文章で残しておこうかなと思います。



 地獄みたいな受験生期間を終えて、どんな明るい未来が待っているのだろうかと楽しみにして入った大学は、高校生の時に想像していたよりも楽しくも面白くもない毎日でした。ホームルームがないせいで友達の作り方も分からないし、履修登録はやり方がわからないし、サークルがなにかもよくわからない。入学当初は、もみくちゃにされながら新歓のビラだけが手元に溜まって、話しかけてくる先輩は全員が鬼のように見えて縮こまって大学のメインストリートを歩いていました。


 初っ端から愚痴ばかり書いていますが、これが私がラクロス部に入ることになった大きな原因です。中高6年間の女子校生活、人生19年間スポーツ経験なし。(ほぼ)帰宅部。男子ラクロス部なんてものから1番遠いところにいたような私がこの部活に入った理由を先輩同期みんなに聞かれるたび、私は気の迷いですとしか答えられないでいます。


 人見知りとコミュ障、生粋の根暗を存分に発揮していた私は、新歓なるものに恐怖心以外の何も抱けず、周りが新歓パーティーなどに参加している中、なににも参加できずに4月の最終週を迎えました。このままではさすがにまずいと思い、入学してからの数日にたまった新歓ビラを眺め、今も思い返すと気が狂ったとしか思えませんが、なぜか体育会系の部活のみピックアップして新歓情報を集め始めました。


 気の迷いとか気が狂ったとかだいぶ失礼なことを書いていますが、これは怠惰で出不精の私において、というだけであって体育会系部活は素晴らしいものであるということをここに明記しておきたいです。


 なにはともあれ、ピックアップしたビラの中で、新歓ブースで蓮さんに履修の方法を教えてもらったということと次の日の水曜夜練が見学できそうという理由で男子ラクロス部と初接触を果たしました。


 初めて触れた体育会系のよくわからないスポーツの部活は、熱気と気力に溢れていて、大学生活のどこに楽しみを見出していいのかわからず毎日無気力に過ごしていた私にとって、新鮮で、魅力的で、唯一無二のものに感じました。ラクロスがどんなスポーツかも、体育会系に入るということがどういうことかもわからないまま、翌々日の朝練に見学に行き、次の日には入部フォームを提出していました。


 いつか人生を振り返った時、きっとこのチームに入ったことが私史上1番の珍事件であり血迷った選択だろうと思います。それからトントン拍子に入部して、練習に参加するようになって、7年間日焼け止めを塗ったことすらなかったかつて白かった肌がどんどん黒くなって、平均で週に2回始発の電車に乗るようになって、想像しきれていなかったキツさに、もう一度大学に入りなおしたらラクロス部に入ることはないだろうと思います。


 それでも、まあ入って嫌だったらやめればいっか!というなんとも生ぬるい考えで入部した私がヒィヒィ言いながらも3ヶ月間部活を続け、合宿を耐え抜けたのは紛れもなく部活が楽しいからです。


 人生初めて経験が一つずつ積み重なって、大変なことを踏ん張る楽しさを知って、チームが勝つことの嬉しさ、負けることの悔しさを味わって、プレイヤーがどんどん上手くなっていくことが自分のことのように嬉しくて、自分ができることが増えていくことが楽しくて、人生100回やり直しても選ばないだろう選択をした自分によくやったといいたくなる瞬間が少しずつ増えています。


 このブログは、5泊6日の合宿の帰りのバスで書いています。私の隣で5泊を一緒に寝た仲の大事な友達がぐっすり寝ていて、昨日一緒に深夜3時までトランプとUNOをやってくれた2人が通路を挟んで同じ方向を向いて仲良く寝ていて、後ろにはまだ会って3ヶ月しか経ってないけれど、今まで人生で味わったことのなかった経験をさせてくれた、一緒にしてくれた、人生初のチームメイトが疲れた顔でみんな寝ています。


 そしてもうすぐ、人生初めての大会が始まります。試合に関しては、応援するくらいしかできることはないけれど、1秒でも長く楽しくてたまらないラクロスの試合を見ることができるよう、自分のできることを精一杯やろうと思います!


 文章をだらだらと長く続けてしまうことが悪癖の大原彩でした。不束者ですが4年間お付き合いください。次は最近やっと呼び捨てで呼び始めたともなです?

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