2021年度主将挨拶
32期 主将 蔵本翔大
今年度男子ラクロス部の主将を務めました32期の蔵本翔大と申します。
2021年度の主将挨拶と書きそびれていたリーグ戦ブログを書かせていただきます。
<OB.OG、保護者の皆様へ>
今シーズン青山学院大学男子ラクロス部を支えてくださったOB.OG、保護者の皆様、1年間たくさんのご支援やご声援をいただき本当にありがとうございました。
私たちは11/13に行われた筑波戦、11/27に行われたBチームの立教戦をもって2021年度の活動を終えました。
試合当日にたくさんの方に足を運んでいただいたことや動画配信を見て応援していただいたことは部員の大きな力となりました。
本当にありがとうございました。
今年の結果を振り返ってみると、目標としていた1部昇格を果たすことができず、課題や反省が多く残るシーズンとなりました。
しかし、今年1年間積み重ねてきたものや感じた悔しさ、1部昇格にかける強い思いはまた来年へと引き継がれます。
今シーズン皆様からいただいた応援や期待を無駄にせず、来シーズンでは主将の石田を中心に大きく成長した姿を見せられるよう全力で取り組んでまいります。
今後とも変わらぬご支援、ご声援のほどよろしくお願いいたします。
<部員へ>
最近練習に行っても同期の姿が無く、行き帰りの道が少し長く感じる日々を過ごしています。
4年生のみんなは1年練人足りてないので是非教えに来てください。
ちなみに12/25までやってます。
4年間のラクロス生活と今シーズンを締め括る最後のブログということで、たくさん書きたいことがあり何を書くか悩みましたが、4年間を通して感じた大切だと思うことについて書こうと思います。
本題に入る前に少し自分自身の話から。
自分は小中高と水泳に生活の全てを費やしてきました。
色々なものを犠牲にして最低限の結果を出すことができたものの、いつしか水泳を楽しむことを忘れ、結果を出さなければいけないという義務感が日々の原動力になっていました。
水泳を引退する時、最後に残ったのは一瞬の達成感と周りの期待を裏切らずに済んだという安心感のみでした。
その反動からか大学ではスポーツを楽しむこと、部活やチームスポーツへの憧れを強く持つようになり、ラクロス部への入部を決めました。
勝つことや日本一を目指し入部してきたみんなとは少し違った動機だったと思います。
そんな思いから入部したラクロス部での生活は想像以上に楽しく、スポーツとしてのラクロスにもどんどんハマっていきました。
ラクロスや同期が好きで、楽しくて、上手くなりたくて、気付けばサマーやウィンターでの優勝を目指していました。
ウィンター後には上級生練に混じるようになり、2年生ではなんとかリーグ戦に出場。3年では副将、4年では主将を務めチームとしても個人としても3年間本気で一部昇格を目指し続けてきました。
"楽しむこと"
を求めて始めたラクロスでしたが気づけば常に"勝ちたい"という思いが一番上にありました。
当たり前のことのように思うかもしれませんが、今までの自分にとっては"楽しむこと"と"勝ちたい"という気持ちはかけ離れた場所にあるものでした。
そのため、"楽しむこと"の先に"勝ちたい"という気持ちが生まれた感覚は初めて味わうものでした。
前置きが長くなりましたが、冒頭に述べた大切だと思うことは、、
"勝ちたい"と思う原動力は"楽しむこと"
だということです。
ラクロスや部活での時間を心から楽しんでいるからこそ、上手くなりたい、勝ちたいという思いがどんどん強くなっていく。
柳生風に言えばラクロスは楽しんだもん勝ちってことでしょうか。
思い返せば水泳時代も自分より成績の良いやつはみんな水泳を楽しんでいたように感じます。
この"楽しむこと"に少しでも良いから目を向けて欲しい。というのがみんなに伝えたいことです。
自分は主将としてプレー面での実力や行動力、発信力など足りないものだらけだったと思いますが"勝ちたい"という思いだけは誰にも負けていなかった自信があります。
それは誰よりもチームやラクロスのことが好きで楽しんでいたからだと思ってます。
Bチーム練や1年練によく行っていたのも主将としての責任感からくる行動では無く、単純に楽しかったからというのが大きな理由です。
しかし、チーム全体としては勝つための表面的な戦術面や組織面での制度作りはしてきたものの、"勝ちたい"を大きくするために必要な"楽しむ"ためにどうするか。といった部分に目を向けることは出来ていませんでした。
今年の一番の反省です。
ひろしを中心に来シーズン以降も一部昇格や日本一を目標に掲げ活動をしていくと思います。
目標達成に向けて勝つことに拘っていくなかで、人や部活の悪い部分が目につくことがあるかもしれません。勝ちたいと思ってるのは自分たちだけなんじゃないかと思う時があるかもしれません。
そんな時にこんなこと言ってるやつもいたなって思い出して、"勝ちたい"の根っこにあるはずの"楽しむこと"に一人一人が目を向けてくれたら嬉しいです。
楽しむことを忘れなければきっと結果はついてきます。
以上が伝えたかったことです。
来シーズンも頑張ってね。
応援してます。
長くなっちゃいましたが、最後に後輩たちへのメッセージを書いて終わりにしようと思います
<3年生へ>
今年はみんなに助けられた1年間でした。
組織のことや戦術のこと、Bチームや育成のことなど自分や幹部の足りていない部分を常に補ってくれて本当に助かりました。
ありがとう。
来年は最上級生としてやることもさらに増え、のしかかる責任も大きくなります。
上の立場に立つ1人として悩むこともとても多くなると思います。
そんな時はこれです↓
正直、新しく始めることやチームとしての決定事項や方針に100人全員が最初から納得することなんてほぼありません。
それでもチーム状況やみんなの気持ちを踏まえた上での決定であれば、先輩の姿を見て後輩は後からついてくるはずです。
3年生は本当に上手いし、行動力も発言力もあって自分が知る限りの青学で一番強い代だと思います。
自分たちみたく、最後に後悔を残さず笑って引退をして欲しいし、それが出来る代だとも思ってます。
後輩の力や成長を信じることを忘れずに、ラストシーズン全力で頑張ってください!
応援してます。
<2年生へ>
2年生は新歓や育成として関わってきた分、自分にとってはとても思い入れが強い代です。
今年は同期試合での予選敗退から始まり、Aチームでプレーすることが出来ず悔しい思いをした人が多いんじゃないかと思います。
それでも腐らずに努力を続けた成果が今年のBチームの結果にも大きく現れてます。
こーたや秋山、松出の力が大きかったとは思うけれど、2年生の頑張りがあったからこそのBチームの成長だと思います。
自信を持って良いです。
下級生が強いチームは絶対に強くなります。
来シーズンは今年の4年生が3年生に助けられたように、みんなが3年生を支える番です。
しんちゃんやはす、こーきを中心に来年も頑張って!
<1年生へ>
今年の1年生は明るくて素直な人が多くて、1年練に行くのがすごく楽しいです。
教えることや、成長していく姿を見ることの楽しさを日々感じています。
ありがとう。
そんなみんなにとって大きな節目であるウィンターまでは残すところ3日となりました。
樋口やれんたろを中心に今年はコーチとして多くの先輩が練習に来てくれたかと思います。
かずき、よーだい、たかちゃん、れんや、ひろし、しゅーへい、こーき(西田)とか。
特に、みんなもわかってるとは思うけど樋口が1年生にかけてきた時間や熱量はとても大きなものがあります。
自分自身も樋口の育成にかける姿に影響を受けた1人です。
そんな樋口や教えてくれた先輩たちにできる最高の恩返しはウィンター優勝という結果を出すことです。
残された時間は短いけれど、あと1ヶ月できることを精一杯やって絶対に優勝しようね。
このブログが読み終わったら各自スカウティングシートを必ず確認するようにしてください。
<スタッフへ>
プレイヤー寄りの内容がほとんどになってしまったので最後にスタッフに向けて。
去年今年と、立場的にも個人的にもスタッフの人たちがどんな事をしているのか、どんな思いで部活に取り組んでいるのかを近くで感じることができた気がしてます。
動画交渉や練習試合のスケジューリングで振り回しちゃった人、スカウティングに何時間も付き合ってくれた人、配信のために徹夜して寝坊しちゃう人、少しでも多く練習できるようにグラウンドを取ってくれる人、毎日プライベートの時間を備品に割いてる人、対外的な仕事を統括してくれてる人、資格を取って得た知識をプレイヤーに還元し続けてくれる人、とにかく明るい大阪のおばちゃん。
などなど、ここには書ききれませんが、スタッフの目に見えづらい努力のおかげでこのチームが成り立っている事をこの2年間でとても強く感じました。
本当にありがとう。
来年以降も良いチーム作っちゃってください。
同期にはこの前喋らされたのでもう特にありません。1年練待ってます。
以上です!
明日に控えた外務員試験への不安を抱きながら今シーズン最後のブログはこれで締めくくりとさせていただきます。
総じて最高な4年間でした。
このチームで主将ができて良かったです。
この部活が大好きでした。
今までありがとうございました!
#32 蔵本翔大