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2021

2021年度STFリーダー挨拶 岩崎日香

リーグ戦ブログが滞っており、大変申し訳ございませんでした。

4年数人のブログが無くなりましたが、最後に私岩崎と主将蔵本の引退ブログで終わらせて頂こうと思います。


まずはじめに、平素より当部を応援していただいております保護者、OBOGの皆様。この場をお借りして御礼申し上げます。

今年は、目標の「一部昇格」を達成する事が出来ませんでしたが、来シーズンこそ、石田を筆頭にバトンを託した宮澤達、現3年生がチーム一丸となって目標を達成してくれると思います。

今後とも変わらぬご声援のほど宜しくお願い申し上げます。



何を書こうかと悩んだ引退ブログですが、

全くまとまりませんでした。目次をつけたほうがいいのじゃ無いかと思うくらいに長くなってしまいました。

お時間のある時にでも読んでいただけたらと思います。



では、始めます。



【がむしゃらだった4年間】


私のラクロス生活は、一言で表すと「がむしゃら」でした。


小中高の12年間の学生生活では、そこまで努力をしなくても、ある一定のレベルまでは苦労なくこなせるタイプだったと思います。

そんな「努力」という言葉をきちんと経験せずして生きてきた私にとって、この部活での4年間は毎日が怒涛の如く過ぎ、1日1日に学びがあり、気づきがあり、葛藤がある刺激の多いものでした。

そしてその中で、正解の無い答えを探し、ベストを見つけるそんな「がむしゃら」に過ごしてきた日々でした。


同期で1番遅く、1ヶ月遅れで入部し、初めて行った多摩川Bグラでの練習。

同期スタッフが組織練のタイムを一人立ちしようとする中、ボトル一本の作り方さえ分からず、茫然と立ち尽くすしかなかったあの日から。

どうしたら、先輩方のような一人前のマネージャーになれるだろうかと模索し、答えを探し続けた日々。

自分の勉強ノートを作って、反省ノートを作って。実況の練習をして。

早く同期に追い付こう。なんなら、超えてやろうと。がむしゃらに努力し続けた日々。


そして、あっという間に半年が経ち始まった、2年間の備品地獄。

毎日、3チーム分の備品を振り分け、あみだくじをし。同期に陰口を言われたり、先輩に文句を言われた時もありました。授業中にかかってくる電話やバイト終わりに気づく不在着信の数々。

プレーヤーの備品の負担はどうしたら減らせるのか。他大学にも例を見ない備品班として答えを探し続けました。

ただただ、その日無事に備品がグラウンドから無くなりますように。次の日きちんと全部揃ってますように。その一心でがむしゃらに備品を捌き続けた日々。


そして、きたる21シーズン。

「勝つ」為にスタッフは何ができるか。

それだけを一番に考え、キックオフした新シーズン。

スタッフ一人一人のモチベーションの源泉が違う中、どうやったら本気で勝ちたいと。選手と同じくらいのモチベーションになってくれるのかと。試行錯誤し続けた日々。


毎日、毎日同じスタッフ反省が上がり、ミスや失敗ばかりに目がいき苛立ちを隠せず、グラウンドで1人焦り続けた日々。


大敗を期した武蔵戦後、ウルフさんに「スタッフももう1段階レベルを上げて欲しい」と言われ、

今までの何が正しかったのか。そして間違っていたのか。

20スタッフより、21スタッフは成長しているのか。

結果が見えず、途方に暮れ、毎晩泣き続けた日々。


この一年は、「チームが勝つ」そこにスタッフはどうしたら、関与できるのだろうかと。

21シーズンの23人のスタッフが出来ることはなんだろうと。

正解が無い分、自分なりにがむしゃらに考え続けた日々でした。



そんな自分なりの答えを探す、がむしゃらな4年間で得られた事。



それは、「このチームで出会えた人」と「成長」です。



とても当たり前で在り来たりかもしれません。

でも、この二つが私にとってはとても大きなものでした。



「人」なんて、部活に入らなくても、日常生活や、バイト、サークル、就職先様々な場所で出会えるだろって思いますよね。

でも、こんな100人単位の人が同じ目標に向かって、一緒に頑張って、時にはバカみたいに泣いて、笑って感情を共有できること。

自分の何十倍も努力をしていて、全然超えられそうに無い人がいること。

そんな人たちから毎日刺激をもらえる環境。


こんなの後にも先にも無いんじゃないかと思います。


もしスタッフで、プレーヤーの努力が壁当て、筋トレくらいしか知らない人がいるなら、是非今から知ろうとしてください。


そして選手の人は、どれだけ自分が勝ちたいのか、どんなプレーをしてみたいのか。何でもいいです。恥ずかしがらずに話してください。


余談ですが、

私が1年生の時、部室で勝さんやようたさんが部活の楽しさ、勝ちたい気持ちを語って下さったのを今でも覚えています。

この話を聞く事が出来たから、4年前の法政戦、死ぬ程声枯らして応援しました。勝ちたいと、一部昇格したいと思い続けるきっかけでもあります。

(私はこの時の思い出のおかげで、備品班をやっていて、部室に入り浸る時間が長くて良かったなと今でも思っています笑。)


部室ではなくてもいいので、練習後のダウン中でもいいです。オフのご飯でも何でもいいです。伝えて下さい。

それを知るだけで、チームの一体感は変わるものじゃ無いかと思います。


想いの伝達だけでは無いです。日々の練習からコミュニケーションを積極的に取ってください。

スタッフの動きが悪いと思ったら、声を掛けて下さい。時には怒って下さい。改善してほしい事があれば、なんでも伝えてみて下さい。

審判に指摘する事が申し訳ないから、可哀想だからなんて思わずバンバン指摘して下さい。(ですが、伝え方は工夫しましょう。汚い言葉はやめましょう。)


このチームには、それに応えようと努力してくれるスタッフは沢山います。


例えば、よしのみたいに。

彼女は、選手に言われたのが嫌だったから、怖いから、試合後泣いていたんじゃないんです。自分の不甲斐なさに。技量の足りなさに悔し涙を流しているんです。


だから、選手はスタッフに干渉することをやめないで下さい。

そうやって、干渉しあって、互いに成長して、求める質を上げていって下さい。

そうすれば、一人一人の責任感、当事者意識も自然と大きくなる。もっとこのチームは強くなると思います。


そして、求めるだけでなく、熱い思いを持った人に感謝の気持ちを忘れずに。(その思いを時には口に出してあげてね。)その人達といれる今の環境を大切にして下さい。



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次に、「1人の人間としての自己成長」。


私は、ラクロス部に入部するまでかなりの一匹狼タイプでした。

誰かと協力したり、思いやりを持って話したり。全部苦手でした。自分の考えを伝えるにも、トゲのある言葉ばかりだったり。このチームという多くの人と関わる環境下では、上手くいかない事ばかりだったと思います。


しかし、4年間色々な事がありました。

同期スタッフの半分が退部したり。

初めてかわいい5人の「後輩」という存在ができたり。

上級生の仲間入りをしたり。

次期スタッフリーダーになったり。と、

多くの苦しみ、後悔、重圧の中で、

話し方。接し方。価値観の多様性。様々な事を学ぶうちに、

少しはとげの先がウニからモヤっとボールくらいには丸くなったのかなと思っています。

(あ、モヤっとボールが分からない後輩ちゃんは、是非ググって見て下さい。GGだね笑。)


1年毎に、1年前との自分を振り返って成長を実感できた事が、今までの自分の部活におけるモチベーションでした。


もちろん、私のように人としての成長だけではなく、1スタッフとしての技術成長。選手としての成長。

成長の所在、感じ方、振れ幅はそれぞれです。自分次第でどこまでも大きくできると思います。

当たり前ですが、もっと自分の成長を楽しみに。そして、その成長の為の努力の時間を惜しまずに部活生活を過ごしてみて下さい。



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そんながむしゃらな4年間を通して、

このチームで出会う事のできた沢山の人と自分の成長は、私にとってかけがえのない「宝物」です。


そして、その宝物をどれだけ大きく、印象的なものにできるかは本当に自分の行動次第だと思います。

まだまだ、後輩のみんなには宝物を大きくできる時間があるのだから、その時間を無駄にしないようにして下さい。


一回一回の、練習を、試合を、ラクロス部での時間を大切にして下さい。




【スタッフのみんなに伝えたいこと】


・筑波戦を終えて

筑波戦、負けました。一部昇格できませんでした。

私は、4年間万年ニ部所属でした。


みんなには、一部の舞台で、レベルのもっと高いラクロスを楽しんで欲しいです。

だから、最後まで厳しい事を言います。

これだけは伝えておきます。


試合の時、スタッフは何も勝ちに貢献できません。


筑波戦。分かってはいたけど、本当に何もできない無力さでいっぱいでした。ボックスにいる私に出来る事は、選手を鼓舞し、タイム、スコアを伝える事が精一杯でした。

不甲斐ないなんて一言では表せないくらいのものでした。


そこから改めて思ったこと。

「練習」の質を上げる為に一日一日の練習を大切にすること。

すごく当たり前です。

当たり前だけど、上質な時間を選手に提供し続ける事って意外と難しいです。


日々の練習の質を上げ続けるために、今シーズンからスタッフ集合を設けて、終わってからも反省をして。1日1日を大切にしてきたつもりでした。

正直この1年間行ってきて、スタッフ集合に平気で遅刻する人。聞いてんだか聞いてないんだかぼーっとしてる人。いたと思います。

私達4年がこのmtgの大切さを伝えきれなかったところに反省点はあるかもしれない。


だけど、もっと日々の練習を、勝つ為の準備の時間を"一人一人"が、大切にして下さい。


今のスタッフはその意識がまだまだ低いです。


MGだったら、もっと良いタイムができたかもしれない。

ASだったら、もっと選手のためになるスコアはあるか。

TRだったら、もっといいアップはあるか。

全員が意識するだけで、絶対変わります。

だって、20人もいるんです、最強軍団になれます。

私たちは、日頃の練習で選手と関わり、勝てるチームへと導き、またサポートしていく必要があるんです。


練習なんて、朝早いし、寒いし、暑いし、時には暇だし。

なんて、感じてる人がいるなら今すぐやめてね。

この1年間を通して、何十回口にしてきたか分からないけど、一回自分にいま何ができるか考えて行動してください。


厳しい事を言うけれど、一部昇格はそんなに生優しいもんじゃないです。

選手と同じくらい練習時間を大切にしようと努力していた人は、どれくらいいるだろう。

このままだと、選手に偉そうに「集合間に合わせてー!」なんて言う資格ないよ。「選手がだらついてイライラするからモチベ無いです。」なんて言えないよ。

もっともっと自分にできる事考え続けて、選手と一緒に走り続けて下さい。



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・スタッフ理念について。


21シーズンのスタッフ理念

「勝利を熱望し、自分の価値を追求し続ける」


自分ごととしてチーム目標を捉える事は難しいと分かっていて、4年3人で話し合い、1年前理念として決定しました。

何か結果として残さなくてもいいから、心の底に思っていて欲しいと。各々の行動の根本にこれがあったらいいねと。


ただ、これは本当に理想です。


「チームの勝利や「一部昇格」という目標を自分ごとに捉えるのって難しい。」

2年生との1on1mtgで何人かからもらった言葉。


勝つ為になんて、まだまだ考えられないなら、

自分のためにやった事がチームの貢献につながる。

これでいいと思います。

実際に今年は、自分の興味、関心の追求のために頑張ってくれた子がたくさんいました。本当に嬉しかったです。


栄養に興味があるから学んでみよう。

FOerのデータとってみたら面白そう。

審判もっと上手くなって、二級昇格したい。

みんなの興味あることを、取り敢えず追求していって下さい。それは絶対、チームの為に、勝ちに繋がります。

勝ちが後付けでも構いません。


自分のやりたい事にもっと貪欲に。

EAGLESスタッフとしての責任は忘れずに、これからも頑張っていって下さい。



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・1年間の感謝

本当に厳しく、高いレベルを求め続けた1年間だったと思います。

例年、4年生はあまり後輩には直接指導をしないイメージがありました。

しかし今年は4年のリーダーが、2年の育成期間かというくらい、1-4年学年問わずめちゃくちゃ指摘をしたし、干渉し続けました。厳しい言葉を放った時もありました。

そりゃ、背中に目があるんじゃないかと言われてもしょうがないです笑。


そんな怖ーいリーダーにも、笑顔で話しかけてくれたみんなには感謝しかありません。

みんなの明るさ、笑顔が21スタッフの取り柄でした。

こんな可愛い後輩ちゃん20人に囲まれて、幸せ者でした。

本当にありがとう。



そして、スペシャルサンクスなかわいい3年生。

3人しかいない私たちを支えてくれた5人には、感謝しても仕切れません。

(各々への感謝は、手紙に綴ったので読んでくれると嬉しいです)





【同期へ】


この一年、色々な同期の一面を見ることができました。

そんな毎日の気づきが私にとって、すごくモチベーションになったし、楽しかったです。ありがとう。


人1倍、努力して、笑って、声を出して、チームを引っ張り続ける人。


66中に後輩にブチギレたと思ったら、練習後何十分もかけてDFの動きをつきっきりで教えたり、パスキャしてあげる人。


そんなリーダーの横で、66後、毎回後輩の肩を叩いてあげる優しい人。


一年の時とは比べものにならないくらい、優しくて、備品移動も積極的に手伝ってくれる人。


Bに急に移動になって、後輩と話すの苦手なくせに積極的に反省出しして教えてあげてた人。


一年の頃から(たぶん)1番ラクロスオタクで、夜練には欠かさず行ってた人。


練習中ずっと口からジョーダンしか出てこないけど、そのおかげで後輩をずっと笑顔にしてる人。


バップじゃねって言いつつ、試合の時はしっかりゴール前で点取ってくる人。


最後の砦の割に、1番涙もろくて、1番イジられキャラの優しい人。


口から適当しか出ないけど、ちゃっかりずっとAでDFしてる人。パスキャ直らなかったね。


同期とラクロスする時間を1番大切に思っていて、引退長引かせてまで練習しにきてくれた人。


1番ランクリして、走行距離えぐいからか水を飲む量えぐい人。


ちっちゃくて、みんなのことが大好きな人。


無口で坊主が似合って多分いちばん優しいしゅんのくん。



当たり前の事をしているだけなのかもしれないけど、こんなに後輩想いで、結局ラクロス大好き、同期愛強めな人がいる事を本当に誇りに思っています。


とげとげしていて、関わりづらい私にも話しかけてくれたこと。爆笑させてくれた事。4年間色々な事があったけど、みんなが同期で良かったなと心の底から思っています。

ありがとう。





【ことねとこころへ】


1番の感謝をしなきゃいけないのは、この2人です。


一年の頃から、仕事もラクロスに対する熱量も素晴らしい2人は時に良きライバルであり、目標でした。

私がここまで頑張ってこれたのも、この2人を超えるという目標があり続けたからです。


そして、意見が対立しては大揉めすることねと私。それを見守るこころという3人の関係は、4年間変わらずでした笑。


よく喧嘩したね。本当に笑笑。


でも、喧嘩というより、

間違ってると思ってたら間違ってる。

別の案の方がいいならそっちがいい。

もっといい方法がある。

そんな風に、チームを、スタッフをより良くしようと全員が考えているが故の対立でした。

それだけ、チームのことをずっと考え続けてくれて、意見をくれて、時には怒ってくれた2人だからここまでやって来れたと思っています。


腹割って話せる同期で本当によかった。

2人で本当によかった。


良いアイディアを沢山くれる2人に甘えて、色々相談して決めきれないこともあり、mtg時間が4時間越えるなんて時もありました。笑。

私が練習で注意をして、ピリつかせても、この2人が笑顔でカバーしてくれました。21スタッフの雰囲気も作ってくれました。

こんな私にリーダーを任せてくれて、一緒に走り続けてくれた事、感謝しても仕切れません。

ありがとう。



もっと伝えたい事はあるけれど、忘年会まで大事に暖めておきます。




以上で、4年間の思い出に幕を下ろしたいと思います。


青学男子ラクロス部で類を見ない、長く、拙い文章を最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。



4年 スタッフリーダー 岩崎日香


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