酔って夜中に電話してきたかと思えば
「一生のお願い!
下北にチャーハンとスープ持ってきて!」
と謎に中華を注文してきた村井からまわってきました、4年スタッフの木村綾乃です。
村井くん、覚えてますか?☺️
最後、どんなブログを書けばいいのかめちゃめちゃ悩んでいたら案の定長くなってしまいましたが、最後まで読んでいただけたら幸いです。
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長いようで短かったラクロス生活も、あと少しで終わろうとしています。
現在の戦績、2勝1敗。
残り2戦。
1戦でも落としたら上入れ替えへの道は断ち切られます。
思い返せばこの1年は本当にあっという間でした。
"楽しい組織をつくる"
スタッフリーダーとして動き出した時から私の根底にある気持ちです。
私はもともと自分で目標をたて頑張れるタイプでは全くなく、
1年生の頃は隙あらばやめようと思ってたし、
2.3年生の頃は与えられた仕事に対してはもちろん一応の責任を持ってやっていたけれど、
プレイヤーと同じくらいラクロスへの熱量があったかというとそうではありませんでした。
だから、いまいち勝ちにこだわりきれない人やモチベあがんない人の気持ちも、わかるつもりです。
でもそれって今思い返せば本当にもったいなかったなって思っていて、
私はラスト一年になってからやっと部活の本質的な楽しさに出会えたと思うのだけれど、
もっと早くそれに出会えてればもっと違った今になっていたかもしれない。
モチベがなかった時、
どうしたら自分が楽しいと感じられるようになるのか、自分でどうにかしようとか考えずに、
ただ毎日、なあなあに過ごしていたことは、
私が後悔している部分です。
でもだからと言ってこれを自分が苦しい時に気づくことも難しかったなって思っています。
というか当時は自分なりにマネージャーを頑張っていた"つもり"だったから、
今と相対的に見たときに初めて、
あー、あのときってあれくらいしか頑張れてなかったんだな、
とか、
あの楽しさってホンモノではなかったんだな
って気づきました。
やろうと思ってやらなかったとか、
やろうと思ってできなかったではなく、
そもそもそれが自分の当たり前になっていて、
その状況を疑問に思うことさえありませんでした。
だからこそ、
スタッフリーダーになってどういう組織にしたいかって考えたときに、
私みたいに日々なんとなく仕事して、
本人はそのなんとなくに気づかず、
部活めっっちゃ楽しい!!
って気持ちになれないまま
ラストイヤーだけ最上級生としてちょっと頑張って
そのまま部活を引退していくんじゃなくて、
わたしが4年目にやっと感じられた楽しさを、
もっと早く皆にも感じてもらえるような組織にしたい、
わたしが部活楽しい!ってなれたのは、
スタッフリーダーになったことがきっかけだったから、
今度はわたしが皆にそのきっかけを与えたい!
そう思いました。
それで幹部に言われた言葉も相まって、
つらさや悔しさを乗り越え、
努力した先にしかない、
簡単には手に入らない"楽しさ"を感じるには、
"自分がこのチームにおいて絶対的な存在価値"
があり、
"チームの勝利に関われたと実感できること"
が必要だと考えました。
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けれど、いざ動き始めてみると
うまくいかないことばかりでした。
うまくいかないのは成功までの過程で
必ず通る道だと分かっていたけれど、
今年に入ってから
4人もスタッフがやめてしまったことは、
その子たちのやめた原因が何であるにしろ、
自分の中で本当にやり方があっているのか不安になり、
やめるという決断をしなければならなくなってしまったその子たちに対して、
申し訳なさと、
わたし自身の不甲斐なさでいっぱいでした。
本当に悔しかったです。
追い討ちをかけるように、
あの子もやめたいらしいよ、
そういえばあの子もやめたいらしいよ、
って聞いた時はもう怖くなりました。
このまま皆やめてしまったら、
作りたいものとはかけ離れた組織になってしまう。
組織改革をしながらも
それについて来られるような環境を作り上げるのが私の責任だと頭では分かっていたけれど、
ついてこられないなら辞めればいいと
やけくそに思ってしまった時期もあります。
それでも、たけあす筆頭に3年生のみんなや29期の方々、他にもたくさんの方々が必死にフォローしてくださってて、
それに刺激され、
私が折れたら終わりだと改めて自分を奮い立たせました。
なんとか皆続けてくれて、
あれから新1年生も加わり、
今、21人体制でスタッフ組織を構成することができています。
(しょうがいない、、)
誰か一人でも欠けたら
今この状況に持ってこれているわけなんてなく、
初めてのことばかりで辛い思いをたくさんしながらも必死に試行錯誤してやってきてくれたこと、
本当に感謝しています。
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部活内外関わらず、
何をするにしろ、その時に正解がわかれば
誰も苦労しなくて、
結局、自分で選んだ道は
自分の手で正解にしていくしかありません。
逆に言えば、
間違った選択をしたとしても
そのあと自分の努力によって
その道を成功の道へと変えることも可能です。
この1年間本当に色々なことがあったし
大変なことや辛いことの方が圧倒的に多かったけれど、
今皆のブログを読んだり、仕事している姿を見ると、
1月の時点での理想論がきちんと現実のものに、
むしろそれ以上のものになっていることがはっきりと分かって、
諦めずにやり続けることがどれだけ大切かを痛感します。
本当に本当に大変だったと思うけれど
途中で諦めずにここまできてくれて、
本当にありがとう。
今年の初め、
不安そうな顔ばかりで頼りなかった1.2年生が、
今や一人一人しっかり自分の役割を全うし
頼れる2.3年生に成長したこと、
本当に誇りに思います。
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最後に、
それでも一番大事なのはやっぱり結果です。
どんなに頑張ったとしても、それが結果につながらなかったら意味がない。
やらなかったのと同じ、とまでは言わないけれど、
タイム管理していてどんなに大声出していても、
それがプレイヤーに伝わってなくて、
時間内に終われなかったら意味がないのと同じ。
そう常に自分を戒めながら、
さらに上を上を目指して行って下さい。
チームを真の意味で
"マネジメント"して行って下さい。
まだまだゴールは先です。
"チームを勝利に導く組織"に完成形などなく、
どこまででも突き詰めていくことができます。
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すでに長いですが、
もう書くチャンスもないと思うので書いちゃいます。
◇後輩のみんなへ◇編です。
偉そうに後輩のみんなへなんて言っていますが、
今年どんな結果で終わろうとも、
来年は今年以上にいいチームになっていい結果を出して欲しいと願っています。
だからこそ私がこの1年、
最上級生として考えていたことや、
もっとこうすれば良くなるんじゃないかなみたいなことを伝えたいと思います。
いいところは引き継いで、
さらによくできるところは上書きしていって、
伝統を作り上げていって下さい。
◆当たり前の基準をあげる
この前のABMでファミリーの皆には少し話しましたが、
強いチームを作るには当たり前の基準を上げていく必要があります。
当たり前ってその人が生きてきた環境によって形成されるから
人それぞれバラバラだし、
当たり前ってこういうこと!
みたいな絶対的な基準がないから
あやふやなものです。
だからこそ、
一人一人が自分の手で自分の当たり前を
どんどんレベルアップさせていくことが
大切だと思っています。
例えば壁当てを例に挙げると、
今の当たり前は壁当て週3回だとします。
けれど「月初めの週は壁当て4回にしよう!」って決めて続けたらそれがいつのまにか自分の当たり前になり、
じゃあつぎは1週目と3週目は週4回にしようかな、って決めて続けたらそれが自分の当たり前になります。
それを繰り返すことによって
いつのまにか週4回が当たり前になる、
週4回壁当てをすることがいいか悪いかは置いておいて、当たり前の基準をあげるってこういうことです。
一気にあげるのは大変だし難しい。
けれどちょっとずつステップを踏みながら、
昨日より今日、今日より明日、
確実な成長を歩むために
必要な考え方です。
"1部に上がれなかった去年と同じような体制で今年一部に上がれるわけがない"
1月に言われた八尾からの言葉。
マネージャーってこういうもの、
って固定概念に縛られ、
それを当たり前だと思ってしまっていた当時の私にとって、
当たり前は不変のものではなく、
常に変わりうるものでなければならないと
気付かされたきっかけの一つになりました。
そしてこれは組織のトップの人間たちが基盤を作り上げる時にだけ当てはまることではありません。
その組織に所属する一人一人が意識していくことで
どんどん質の高い組織になっていきます。
◆知識を増やす
知識は少ないより多い方がいいのはもちろんですが、
なんでかと言うと、
知らないことは目指すことさえ出来ないからです。
仮にラクロスのことを知らない人が
何の部活に入ろうかと迷っていたときに、
その人の選択肢にラクロスは存在しません。
ラクロスの存在を知ってこそ、
あ、こんなスポーツがあるんだ、ってなって
初めてその人にラクロスという選択肢が生まれます。
話は戻りますが、
ラクロスが上手い人や仕事ができる人は知識量が圧倒的に多いです。
知識が多ければ多いほど選択肢の幅が広がり、
それによって自分の可能性も広がっていきます。
上手い人の動画見たり、先輩にコツ聞いたり、他大行ったりしたらラクロスの知識増えますよね。
こんなショット打ち方あるんだ、とか
こんなチェックの仕方あるんだ、とか。
それを実践できれば上手くなるし、
もしすぐに実践できなかったとしても、
自分の引き出しの一つになっていきます。
そしていつかその知識がしまってある引き出しの鍵が開けられるようになった時、
その知識を使ってさらにレベルアップできるのです。
プレイヤーで例えてしまいましたがスタッフも全く一緒です。
知識を増やすことは、
今すぐ誰にでも出来ます。
早いうちに知識を蓄えたもの勝ちです。
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とても長くなってしまいましたが、
これも知識の一つとして蓄えてもらえたらなっておもいます。
日本一のチームになるために。
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最後の最後に、
この4年間、多くの方の支えがなければ部活動を行うことはできませんでした。
試合や練習に足を運んで応援してくださり、たとえ直接来れなくてもPlayer見ているよ頑張って、と伝えてくださるOB.OGの皆様、本当にありがとうございます。
このブログを読んでいるであろうお母さん(照)、
遅刻しそうになると必ず車で送ってくれて本当に助かりました。(朝からバタンバタンしてごめんなさい)
また、特にこの1年は部外の方々にもたくさんお世話になりました。
CSパークの大麻さん(面談するたびに就活相談1割部活の相談9割くらいで本当にすみませんでした…笑)、
武蔵の長妻さん、雪乃さん、
立教のちひろちゃん、
貴重なお時間を割いてお話ししていただき
本当に本当にありがとうございました。
全てが私の頑張る糧となり、
進むべき道を示してくれました。
本当に、ありがとうございました。
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ついに明日はリーグ戦第4戦vs筑波です。
1部の圧倒的な強さも、
あの嫌な緊張感の中での3部との入れ替え戦も、
あと少し届かない1部との入れ替え戦も、
全部知っているのはもう私たちだけ。
最後、絶対に1部の舞台に返り咲きたい。
筑波戦、
勝ちましょう!!!!!!!!
次はラクロス部1イケメンのさっさです。
(本当に思ってるよ)
よろしく!
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2019
10月
5日
4年 木村綾乃
WRITER:木村綾乃
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