青山学院大学体育会ラクロス部男子 EAGLES

2度目の2年生を謳歌中の平田くんから回ってきました。3年スタッフの武井明日香です。
残念ですが、今期フル単だったので一足先に卒業できそうです。よういちごめんよ。





この一年、いろいろな経験をさせて頂きました。


それは嬉しいことや楽しいことばかりじゃなく、むしろ苦しいことの方が多かった。


私だけじゃなく、みんなそうだったと思います。



新体制が始まって数ヶ月、スタッフ内にはどこか苦しい雰囲気が漂っていました。

仕事の負担や責任が大きくなって大変な思いをしている人、スタッフとして自分の存在意義が見出せない人、スタッフとプレーヤーの衝突、同期スタッフ内の意見のぶつかり。みんなさまざまな問題を抱える中で、私も育成リーダーそして次期スタッフリーダーとしてのあり方に悩まされ続けました。



2月のつま恋は私にとって嫌な記憶として残っています。時期に対して全然追いついていない育成に焦り、2年生や3年生とミーティングを重ねました。けれど厳しい言葉にどんどん悪くなる雰囲気。追い詰めているような気持ちで、どうしていいか分かりませんでした。


それからしばらく経ち、たった2ヶ月の間でスタッフの後輩3人と同期1人が辞めました。他にも何人か様々な理由で辞めたいと私へ相談しに来てくれました。


苦しい状況の中、抱えている悩みがとても大きなものであることを分かっていながら、
頑張って解決しよう、すぐに良くなるようにするから、あと少し頑張ろう。と無理に言ってもあまりに頼りない言葉だったのでしょう、納得のいっている表情は見られませんでした。プレイヤーとスタッフで話し合ったりしましたが、そう簡単にみんなの顔は晴れませんでした。


全ての原因が自分じゃなかったにしろ、そういう雰囲気に持ち込んでしまったリーダーとしての責任、与える影響の大きさを感じました。もっとこうすればよかった、もっと上手いやり方があったんじゃないか、そうすれば状況は違っていたかもしれないのに。と後悔しました。


それからの私は全く自信がありませんでした。みんなの気持ちをとても気にしていたし、不安でいっぱいで、育成リーダーとしても上手く機能出来なかったように思います。
そんな姿に、育成リーダーまた次期スタッフリーダーに任命してくださった4年生、引退のとき沢山応援の言葉をくださった去年の4年生、そして同期は幻滅するだろう、そう思いました。上手く意見もまとめられなかったし、言いたいことを言えなかったこともありました。とても不甲斐なかったです。



以前悩んでいるときしぶひなさんが教えてくださったこと。以前ブログにも書かかれていましたが “自分の評価軸をもつこと” 
私には軸が圧倒的に足りていなかったんだと思いました。


私の理想ってなんだろう。


部員全員が同じ方向を向いて努力を楽しめるチーム。

そんなチームが誇れるスタッフ組織。  

スタッフ全員がリーダーのように引っ張り合い前進していくスタッフ組織。

チームを勝利に導く強いスタッフ組織。

勝ってプレイヤーもスタッフも一緒に喜び合う姿。


そんな理想を目指す中で、私は次期スタッフリーダーとしてスタッフ組織の軸にならなければいけないと思います。みんなの気持ちを考えることもとても大切にしたいけど、ゴールを目指す中でこのスタッフというチームが道に迷わないように、目印のような存在でいたい。そう思うようになり、この一年が自分にとって”自覚”の一年となったことに気づきました。


けれど、自覚はしてもまだまだ足りていないです。リーダーに向いてない部分が沢山ある。でもやらなきゃいけない。向き合って、成長しなきゃいけない。リーダーとして、まずは自分自身がひたむきな姿を見せ続けたいと思います。


これからも苦しいことに沢山直面すると思うけど、それを経験しないと絶対に成長は出来ません。今までの自分を振り返っても、みんなのブログを読んでも、成長するのはいつも壁にぶつかり、乗り越えた先です。同期と意見衝突したときも、その先には必ず変化があることを感じました。この1年、苦難を経験した分だけスタッフ組織、チームは強くなったのではないでしょうか。それでももっともっと成長できると思います。一部で戦える強さを持つために、成長し続けなければいけないと思います。


そしてこの1年間、もちろん苦しいことばかりじゃなかったです。
主体的に育成について考え動いてくれるくらい成長した2年生。
そしてそれに応えるようにどんどん新しいことを吸収してくれる1年生。
私が心折れそうなのに気づいて沢山励ましてくださりアドバイスしてくださった綾乃さん、しぶひなさん。
全力を注ぎASという新しいユニットを形作ってくださり、よく話を聞いてくださったずんずんさん。
責任の大きな仕事を全うしてどんどん力強くなる同期スタッフ。
勝つために毎日努力を惜しまず成長し続けるプレーヤー。
そしてリーグ戦での勝利。
いつも大きなパワーをもらって原動力になっていました。


嬉しい経験も苦しい経験も、全力だから生まれるもので、こんな経験は後にも先にもこのラクロス部でしかできないと思っています。だから3年目にして未だに部活断固反対勉学一筋派のお母さんと喧嘩しては、こんな経験はこの部活でしかできないの！と言って反抗しています。(笑)


みんなそう信じて部活をしているはず。

だから、みんなの部活への思いと努力が勝利となって、All Box Memberを感じたい。
そしてどのスタッフにとっても、どのプレイヤーにとってもラクロス部での4年間が本当に特別な経験になってほしい。そんなことを思っています。




(↑とても思い入れ深い新歓試合の写真)



最後になりますが、4年生スタッフの先輩方には本当にお世話になりました。自分が育成する立場になり、初めて大変さが分かって、こんなに大人数の後輩を育成するのはめちゃくちゃ大変だったんだろうな、、と感じました。沢山迷惑と苦労をかけたと思いますが、それでも大切なことを色々教えてくださり、責任ある仕事を任せてくださり、サポートしてくださり、本当にありがとうございました。最後まで成長する姿を見せられるよう、頑張りたいと思います。






支離滅裂してしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。
次は部活仲間歴6年目になるニモリです！宜しく！