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2019

4年 松本友佑



シーズンスタート当初。俺はチームが大嫌いだった。何の為にやっているのかわからない奴ばかり。練習を平気で欠席する。試合で負けても悔しいふり、今までとは何も行動は変わらない。文句を言うだけで、いつまで経っても遊びと飲みの話しかしない。そんなチームが大嫌いだった。全員辞めてしまえばいいと、本気で思っていた。皆に退部届けを一回出させてからもう一回入部届けを出させる様なことを本気でしようとしていた。


そんな新チームに期待なんてなく、困り果てていた時に、昨年度の武蔵の主将である原田さんにお話を伺う機会があった。その時から自分の考えが少しずつ変わった。



「仲間を理解し信じること」



これが当時自分に1番足りていないものだった。当時の自分は仲間であるチームメイトを敵の様に見ていた。そもそも、自分は理解していようとしていなかった。ぶつかるのを怖がって拒絶してただけだった。1番弱かったのは誰でもない、自分自身だった。


それから、自分はまずチームメイトと沢山話して、自分を知ってもらい、皆んなを知ることが必要だと考えた。


普段の会話や全体ミーティング、ABMシートを通して、時間は掛かったが、少しずつ理解し合えてきた気がした。その頃には今まで敵対視していたみんなと、どうやって一緒に強くなるのか、どうやったら様々な価値観を持つチームメイト皆で同じ方向を向けるのかと言うことを考えていた。



結果は思ったより早く出た。1つの目標としていた、つま恋でターム優勝した。あれは本当に嬉しかった。信じて貫いたことが証明されたし、皆の頑張りも証明する事ができた。優勝が決まった時に皆が自然に集まって喜んでいる姿を見て、All Box Memberを感じた。安堵と嬉しさで自然に涙が出ていた。そして、このチームなら、この皆となら本当に1部にいけると、期待を膨らませた。







そこから、チームの為に主体的に動くみんなの姿を何回も見てきた。皆んなはしっかり自分で決断して行動していた。壁当てや筋トレの回数は皆、自然と増えていた。ミーティングでの発言も増え、生産性のあるものへと変わった。目指していた目標数値を皆でクリアして、強くしていこうという共通認識が確かにあった。ASのみんなは呼んでないミーティングに、自分の戦術理解の為に参加してくれた。さらに月間目標の提示や試合の考察をやってくれたりもした。今までにないスタッフからプレイヤーへのフィードバックが沢山あった。会計は会計の透明性と部員の納得感のために会計報告を皆の前でやってくれた。主務はAll Box Memberのビジョンの実現のために様々なアプローチでEaglesの輪を広げてくれた。本当に俺は感動したし嬉しかった。一人一人が「響」き合って影響し合っていた。皆がチームの為に行動し、皆でチームを作り上げていく感覚があった。みんなのそのような姿に自分自身動かされたし、モチベーションがあがった。


チームメイトの皆んなには本当に感謝している。皆んながいたから俺は今年度こんなに一生懸命になることができた。皆んなのおかげで、俺はあんなに大嫌いだったチームがいつの間にか誇らしく、大好きになることができた。至らない主将である自分を支え、ここまでついてきてくれた。本当にありがとう。







◯幹部へ
皆んながいてくれたから俺はここまでやってこれました。俺が不甲斐ないばかりにみんなに迷惑をかけることも多々あったけど、幹部としてみんなとチームを作ってこれて本当に楽しかった。頼もしいみんなが周りにいてくれたから俺も安心して1年やってこれた。本当にありがとう。最後しっかり勝って締めくくろう。



◯スタッフへ
今年大幅な組織改革をして、様々な面で負担を掛けました。でもそんな中で皆んなはそれぞれの仕事を手探りながらも一生懸命やってくれました。「マネージャーなんていらない」って言ったことに対して4年生スタッフ(綾乃、しぶひな、ずんずん、いとあや、しょう)が当事者意識を持って本気で受け止めてくれて、組織改革をして本当に変わった。今スタッフ組織は本当の意味でEaglesに必要不可欠なものになったと思う。「チームを勝利に導く組織」として、プレイヤーと同じ目線に立って、お互い良い影響を与え合って、リスペクトし合える組織になった。弱くてちっぽけだった俺らがここまで成長できたのもスタッフのみんなのおかげです。Eaglesのスタッフ陣はどの大学よりも強力だと、俺は胸を張って言えます。1年間本当にありがとう。


◯両親へ
このブログを見てくれてるであろう両親へ。いつも遠い所から応援来てくれて本当にありがとう。2人の存在は俺にとって本当に心強かったし、心の支えでした。本当にありがとうございます。






俺はみんなに恩返しがしたい。何にもできない俺がみんなのために出来ることは、プレーで示すこと。プレーで強い青学を体現すること。背中で引っ張ること。


ユースとか代表だとか、そんな肩書きはどうでもいい。100人の頭として。俺を主将にしてくれたみんなのために。みんなで作った大好きなEaglesのために。


足をつっても、泥だらけになっても、みんなの1年間を証明するために、みんなの想いを背負って最後まで戦います。


いこう。



2019年度 ラクロス部男子 主将
#15 松本 友佑



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